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◆パラオ便り(2013年7月・8月)

「2013年度ミクロネシア諸島自然体験交流事業」

(大使館にて、貞岡大使を囲んで)

 ミクロネシア諸島自然体験交流事業を通じて、今年もパラオに日本の子どもたちがやって来ました。この事業はミクロネシア諸国と日本の間で行われている自然・文化体験プログラムで、日本から来た19人の子どもたちは、7月23日~30日にかけてパラオに滞在しました。まず到着した翌日は、日本大使館を訪れ、大使館員や青年海外協力隊からパラオと日本の関係やパラオの小学校の様子などを学び、その後、ロックアイランドにあるムージ島での野外生活やパラオの家庭でのホームステイ等を体験しました。ムージ島の滞在では、夜に大雨が降りテントに水が入って来るといった予想しないハプニングもありましたが、パラオの自然に触れる良い機会となりました。パラオを満喫して日本へ帰った子どもたちは、パラオのお友達と思いっきり遊んだことや、パラオのきれいな空と海をずっと忘れずに、いつまでも「チームパラオ」としてパラオを応援してくれることでしょう。

(チームパラオ)

(ムージ島の夕日)

「マグロの水揚げ」

 パラオは漁業が盛んな国ですが、中でもマグロの漁獲量は年間約3000トンで、主要な水産物の輸出品目となっています。7月18日、貞岡大使をはじめとする大使館職員は、マラカル港でのマグロの水揚げ現場の視察を行いました。 パラオ水域で取れるマグロの種類は主にメバチマグロ(big-eye tuna)とキハダマグロ(yellow-fin tuna)で、1匹85kgに及ぶ巨大なマグロが次々と漁船から揚げられました。漁獲されたマグロのほとんどは香港の漁業会社、ルン・タイ・フィッシング・ベンチャーの手によって氷詰めされて日本に空輸されます。 マグロはパラオにとって収入や雇用を生み出す重要な産業であり、日本ではパラオのマグロが全国各地で消費されています。

(漁船から揚げられるマグロ)

(出荷の準備に向け、並べられるマグロ)