◆パラオ便り(2013年1月)
「大統領就任式」

(最高裁判所長官に向かって宣誓するレメンゲサウ大統領)

就任式に出席する鈴木外務副大臣と各国代表団
1月17日、パラオの大統領就任式が首都マルキョクで行われ、トミー・レメンゲサウ・ジュニア大統領が第9代大統領に就任しました。レメンゲサウ氏は、2001年から2008年にかけて第7代大統領を務め、今回は2回目の大統領就任となります。就任式当日は雲一つない晴天に恵まれ、首都マルキョクの議会前広場にパラオの最高裁判所長官や伝統的酋長、就任したばかりの上下両院議員の他、我が国、米国、スウェーデン、台湾からの代表団に加え、パラオ国民数百人が集まり、国歌斉唱や伝統的祈りの詠唱、斧・憲法・国旗の引き渡しの儀式などを見守りました。最後に、レメンゲサウ新大統領が、新政権の抱負を述べ、就任式は幕を閉じました。
「鈴木外務副大臣の大統領就任式出席」
1月17日の大統領就任式に出席するため、鈴木外務副大臣が1月16日から17日にかけてパラオを訪問しました。鈴木外務副大臣は17日の午前中に行われた就任式に出席した後、就任したばかりのレメンゲサウ大統領と二国間会談に臨み、日本とパラオの関係を一層強化することに合意しました。また、昨年12月に台風24号により大きな被害を受けたガラルド州の被災地や、日本のODA供与先であるコロール州リサイクルセンター、パラオ国際サンゴ礁センターを見学しました。最後に、17日の夜、各国代表団が招待された夕食会に出席し、鈴木外務大臣は帰国の途に就きました。

国際サンゴ礁センターを見学する鈴木副大臣

鈴木外務副大臣とレメンゲサウ大統領
(大統領私邸での昼食会にて)
「在留邦人新年会とパラオ日本人会の表彰」
1月8日、大使公邸で新年会が開かれ、大勢のパラオ在住の日本人の方々が参加されました。公邸内は羽子板や鏡餅などで飾り付けされ、おせち料理も用意されるなど、日本でのお正月のような様子になりました。新年会では、恒例の貞岡大使と山崎日本人会会長の挨拶に加え、 27年間パラオで在留邦人の生活を支え、また日本とパラオの友好関係の深化にも努めてきたパラオ日本人会の功績が認められ、在外公館長表彰が日本人会に授与されました。その後、餅つきも行われ、多くの出席者が杵を手に取りました。1年を通して暖かいパラオですが、日本らしいお正月を味わうことができたひとときでした。

貞岡大使(左)と日本人会を代表し
表彰される山崎会長(右)

法被を着て餅つきに参加する出席者
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