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◆パラオ便り(2012年3月)

「東日本大震災追悼式典の実施」

(亡くなられた方へささげる黙祷)

 東日本大震災からちょうど1年にあたる3月11日(日)、東日本大震災で亡くなった方に対する追悼式典を、大使館主催で行いました。会場には、トリビオン大統領をはじめ伝統首長、国会議員などパラオ側の要人、韓国人会会長、パラオ赤十字関係者、在留邦人など、東日本大震災に際して日本をさまざまな形で支えてくれた人々約100名が列席しました。

 パラオと日本との間に時差はありませんので、地震発生時刻の14時46分に、全員が起立し黙祷を行い、亡くなられた方々へ祈りをささげました。その後のスピーチで貞岡大使は、日本は過去にも困難から立ち直ってきており、今回も国民が団結し、パラオを含む諸外国からの支援にも支えられ、必ず復活するという決意を語りました。

 トリビオン大統領は、日本が困難に直面する中でも他の国を支援してきたことに感謝を表明しつつ、3月11日を東日本大震災犠牲者の追悼記念日に定め、パラオ国内の全ての国旗を半旗とする大統領宣言を発出したことを発表しました。式の最後にトリビオン大統領より、額縁に納められた宣言が、貞岡大使に手渡されました。

 この日、日本国内だけでなく、世界中の人々が東日本大震災で被災された人々のために祈りをささげました。震災から1年経った今でも、多くの人々が、日本の復興を応援してくれていることを、改めて実感する1日となりました。

 

(スピーチをする貞岡大使)

(トリビオン大統領から宣言書が手渡されました)