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◆パラオ便り(2011年12月)

「10万人目の観光客」

 パラオへは、毎年多くの観光客が訪れます。2011年の12月現在、パラオと日本や台湾、韓国など各国・地域を結ぶ航空会社はチャーター便なども含め8社が運行しています。そして今年、パラオを訪問する人の数が初めて10万人を超えました。12月2日夜、グアムから来られた宮沢孝さん(群馬県在住)が10万人目の旅行者として、空港で迎えられました。孝さんは、今回が初めての海外旅行とのこと。奥様の早苗さんとの新婚旅行でパラオを訪れ、この素敵なサプライズに出会いました。

(10万人目のお客様、宮沢夫妻と貞岡大使)

 飛行機を降りたところで人数を数えていたパラオ観光局職員に呼び止められ、副大統領、観光大臣や国会議員などパラオのVIPとマスコミが待ちかまえる特別貴賓室に案内されて来ました。当初は事情が飲み込めず非常に困惑した様子でしたが、貞岡大使からパラオ初の10万人目の観光客であることを説明され、次々とパラオのVIPに祝福される中で、やっとお二人に笑顔が浮かびました。その後、空港ロビーにて歓迎式典が行われ、パラオのVIPの祝辞と共に数々の特典が渡されました。これに対し、孝さんは「Thank you Palau ! We love Palau !!」と挨拶され、祝福のために集まった100人以上のパラオ人の拍手喝采を浴びました。予想外のサプライズでお二人の新婚旅行がより思い出深いものになったのではないでしょうか。宮沢さんご夫妻、末永くお幸せに!

「天皇誕生日祝賀レセプション」

 12月14日、天皇誕生日祝賀レセプションを行いました。レセプションにはトリビオン大統領を始めとするパラオ政府関係者、パラオ在住の日本人の方々、そして視察でパラオを訪れていた日本・パラオ友好議員連盟会長の内山議員も参加されました。

 レセプションの中で貞岡大使は、東日本大震災に際しパラオの人々から多くのお見舞いのメッセージや義援金が寄せられたことに言及し、感謝の意を表明しました。また内山議員は、大変な状況にあるパラオの電力事情に関し、改善のために努力したいと話しました。それに続き、乾杯は、被災地域の復興を願い、福島県、宮城県、岩手県の地酒で乾杯が行われました。会場では被災地の復興の様子や東北の文化を紹介するビデオの上映なども行われ、日本が復興へ向かって進んでいるというメッセージを発信する行事となりました。

(スピーチをする内山議員)

(トリビオン大統領夫妻及び貞岡大使夫妻)