ホーム大使館案内パラオ便り>2011年7月

◆パラオ便り(2011年7月)

「鶴瓶の家族に乾杯スペシャル ~パラオ共和国~」(8月8日放送予定)

 最近、パラオはテレビで紹介されることも増え、小さな国なのでテレビの収録をしている人たちと出くわすことも多々あります。旅行といえば、美しい景色、おいしい食べ物、ショッピング、その土地でしか手に入らないお土産など、様々な楽しみ方があります。パラオにも世界でも有名なダイビングスポットやジェリーフィッシュレイク、マングローブガニやコウモリのスープなど多くの魅力が観光客を惹きつけています。そしてまた、現地の人との出会いやふれあいなども旅の良い思い出の一つになります。

 この度NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」のスペシャル版で、パラオが登場します。通常は笑福亭鶴瓶さんとゲストが日本国内を訪ねる旅番組ですが、今回は日本を飛び出し、パラオを訪れてくれました。というのも、なんと鶴瓶さんは33年前に新婚旅行でパラオを訪れた事があるそうで、その時に出会った人たちにもう一度会いたいと再会の旅に、そしてゲストでパラオを訪れた石田ゆり子さんはイルカと一緒に泳ぐという長年の夢を叶えるための新しい出会いの旅に。。。どのような出会いがえがかれるのか楽しみです。今回の旅でも多くの人との出会いがあったようです。この番組を通し、パラオの人たちの温かさや、日本との深い繋がりを感じてもらえたらと思います。

撮影の様子

(パラオでの撮影の様子    写真:NHK)

パラオ人とのふれあいも

(パラオ人とのふれあいも   写真:NHK)

(貞岡大使と生徒たち)

「第22回 アジア・太平洋子供会議」

 4人のパラオ人生徒が福岡で開催される「第22回アジア・太平洋子供会議」に参加するため“こども大使”として7月14日に日本に向けて飛び立ちました。13日間の滞在中には、日本の一般家庭へのホームステイや、日本の子供達だけでなく、アジア・太平洋地域から参加している子供達と一緒にキャンプを行うなどして、お互いの国や地域の文化や習慣の違いなどを発見し、理解し合い、交流を行います。出発前には、4人の生徒と引率の先生が大使館を訪れました。貞岡大使から簡単な日本語の挨拶を教えてもらったり、パラオ人に良く知られている童謡の桃太郎さんを一緒に歌ったりと、一足先に日本の文化を体験しました。まだ小学生の彼らは、日本語など全く知らないと思っていたようですが、“オミヤゲ”や“トクベツ”など、普通のパラオ語として使っている言葉が実は日本語だったことを発見したようです。日本でも多くの発見をし、様々な経験をするでしょう。その全てが貴重な体験となることと思います。

「JICAボランティア活動発表会」

 7月1日午後「JICAボランティア活動発表会」が、国際サンゴ礁センターで開催されました。右発表会はパラオでの勤務が2年目を迎えたJICAボランティア(シニア海外ボランティア、青年海外協力隊)各分野の代表者よりパラオ側関係者に対し、日頃の活動状況を発表・報告する会合です。当日はヤノ国務大臣、エメシオール教育大臣他、パラオ側受け入れ団体関係者多数が参加し、ボランティア側参加者は約20名で、出席者は計50名となりました。

 発表者の中で特に注目を浴びたのは、パラオ語だけで発表を行った山崎有通氏(シニア海外ボランティア、都市計画、着任後1年4カ月)でした。山崎氏の発表はパラオ語のジョークもまざったもので、パラオ人出席者は全員大喜びでした。反対にパラオ語のわからない日本人出席者は、パワーポイントの日本語説明を読んで内容を理解していました。また、パラオ内の6つの小学校で算数や理科を教えている青年海外協力隊員の方々(本職は先生)の英語での発表は、毎日元気に子供達に勉強を教えている様子が伝わってきました。当日午前はJICAボランティア総会も開催され、隊員どうしの意見交換が行われました。

JICA集合写真

(JICA集合写真)

JICA隊員による発表の様子

(JICA隊員による発表の様子)