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◆パラオ便り(2011年1月)

君が代を斉唱する日本語補習校生徒

(君が代を斉唱する日本語補習校生徒)

 2012年12月20日、天皇誕生日祝賀レセプションを行いました。天皇誕生日は皆さんご存じの通り、12月23日で、日本のナショナルデイです。ちなみにパラオのナショナルデイは10月1日の独立記念日です(パラオ便り10月号をご覧下さい)。会場は、ビーチからの夕日がとても綺麗なホテルのプールサイド。空と海のグラデーション、そして時間と共に沈みゆく夕日をのぞみながら、南国ならではのレセプションが行われました。

 今回のレセプションは、日本語補習校生徒による「君が代」、そしてパラオの生徒によるパラオ国歌「われらがパラオ(Belau er kid)」の斉唱で始まりました。この日の為に、一生懸命練習してくれた両国の生徒たちに会場から暖かい拍手が送られました。

スピーチをする貞岡大使

(スピーチをする貞岡大使)

 その後、貞岡大使のスピーチでは、天皇陛下が77歳を迎えられること、日・パラオ関係の緊密化などについて述べ、トリビオン大統領からは、天皇陛下の御長寿を祈念する旨のスピーチがありました。会場内には日本を紹介する「Yokoso! JAPAN」の映像を映し出すコーナーや、パラオで活躍しているヤマハ/スズキのボートエンジンを紹介するブースを設け、会場を訪れた皆さんに日本について知ってもらう良い機会となりました。雨季にもかかわらず雨に降られることもなく、閣僚/議員の方々を始めとし、沢山の方にご来場いただき、良い雰囲気に包まれたレセプションとなりました。翌日の地元紙でも、レセプションの様子が報道されました。

ゲームの勝者チームと記念撮影

(ゲームの勝者と記念撮影)

 

 2011年1月吉日、大使公邸にて新年会を行い、約100名のパラオに居住している日本人の皆様が参加しました。パラオには約300人の日本人が住んでいますが、デルタ航空の就航や、日本人観光客が一番増えるシーズンということもあり、お仕事の都合等で来場できなかった方々も大勢いました。
 今回の新年会では、日本らしさを演出するため、パラオ人職員が写真をお手本にしながら製作した門松を玄関に置き、日本食をメインとする食事を用意し、大使館員は浴衣姿で皆様をお迎えしました。



(トリビオン大統領主催の歓迎レセプションに出席する灘波社長と貞岡大使)

 また、1月中旬には、香川トヨペットの社員旅行で150名以上の方々がパラオを訪れました。パラオには、最近はダイバーだけでなく、色々な目的の観光客が来られますが、ついに社員旅行でも来られることになりました。自然に溢れ、時間もゆっくりと流れているパラオは、日頃の業務を忘れリラックスする社員旅行にはピッタリですね。韓国の企業が社員旅行でパラオを目的地とすることはこれまでもありましたが、日本の企業で、これほど大勢で来られるのは香川トヨペットが初めてのケースではないでしょうか。この背景には、トリビオン大統領のご親族が同社に勤務していることもあると思いますが、日本の隣国でありながら、まだあまり知られていないパラオに目をつけられた同社灘波社長の先見性に感心させられます。みなさんパラオの大自然を満喫されたでしょうか?これを契機に、多くの日本企業が社員旅行でパラオを訪問されることを希望します。

 香川トヨペットのホームページでもパラオ旅行について紹介されました。http://www.kagawa-toyopet.com/outline/csr.html