◆パラオ便り(2010年12月)

(トライアスロンのスタート地点にて)
パラオは、その島を珊瑚に囲まれ、青い海と広い空、豊かな自然が溢れる美しい島国です。パラオを訪れる多くの観光客は、ダイビングや海でのアクティビティなどパラオの自然を楽しみにやって来られます。また、近年では修学旅行でパラオを訪れる方も増えています。そんなパラオで12月4日、5日に「第4回シェル レインボ-チャレンジ」が開かれました。この大会は、毎年、日本やグアム、サイパン、パラオからの参加者を得ている国際大会です。競技は4日にトライアスロンとオーシャン・スイム、5日に100km(!!!)バイクレースの3種類が行われました。

(バイクで駆け抜ける選手)
空が明るくなり始めた4日早朝のトライアスロンから始まり、午後にはオーシャン・スイム、翌5日も朝からバイクレースと、パラオの大自然の中でそれぞれの競技が行われました。参加された方たちは、どれも過酷な競技であるにもかかわらず、それぞれのベストを尽くしていました。トライアスロンとバイクレースのコースはアップダウンが激しく、長く急な上り坂が続くところもあります。そのコースをパラオの強い日差しの中、黙々とひたすら進んで行く参加者を見ていると、大声で応援せずにはいられませんでした。ダイビングやシュノーケルで楽しむのももちろんですが、違った形でパラオの大自然を感じることのできる貴重な大会でした。ご興味のある方、是非来年のレインボーチャレンジにご参加下さい!

(コスチューム アピールタイムの様子)
パラオの人口は約2万人で、その内、パラオに住む邦人の数は約300人です。観光関連ビジネスやボランティアなどで滞在されている方がほとんどです。12月4日、パラオ在留邦人で組織されている日本人会主催のクリスマスパーティーが開かれました。毎年、趣向を凝らした内容ですが、今年は昨年好評だった仮装パーティーで、かなり気合いの入ったコスプレも多く見られました。今年も、家族や、会社のグループ、友人ペアなど沢山の人がアニメのキャラクターやナースにお姫様など様々なコスチュームを身にまとっていました。パーティーの途中には仮装をした人達によるアピールタイムが設けられ、貞岡大使を始めとする審査員の方々による審査が行われました。その他にはゲームや抽選会なども行われ、とても楽しい一時を過ごすことができました。

(メリークリスマス!)
日々の仕事が忙しく、なかなか一度に多くの日本人が集まる機会が少ないのですが、一足早いクリスマスを在留邦人の皆さんと集いあうことのできる良い機会でした。企画・運営して下さった日本人会役員の方々、どうもありがとうございました。
さて、2010年もいよいよ終わりが近づいてきました。1年中暖かい気候のパラオでは、日本のようにはっきりとした四季を感じることはありませんが、コロール市内のスーパーやホテルでは、12月の始めからクリスマスのライトアップがなされてとてもきれいです。これらのライトアップを見ていると、クリスマス、年末だなと実感させられます。皆様、どうぞ良い年末・年始をお迎え下さい。
©Embassy of Japan in the Republic of Palau
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