ホーム大使館案内パラオ便り>2010年10月

◆パラオ便り(2010年10月)

 10月1日は、パラオが独立した日であり、同日第16回独立記念式典が開催されました。パラオは、戦前は国際連盟の委任統治領として日本が統治し、その後第2次世界大戦を経て、国際連合の信託統治領として米国が統治しましたが、1994年10月1日に米国より独立を果たしました。

パレードの様子

(パラオとアメリカ代表のパレード)

 今年の独立記念日は金曜日で、翌日、翌々日が土・日となったため3連休となり、3日間で様々な催し物が開催されました。まずはじめにご紹介するのは、Parade of Nations(国別パレード)です。パラオに在住する25の国と地域の代表団は、1日朝8時にパラオの2大スーパーであるW.C.T.Cとスランゲルスの間の主要道路を出発し、メイン会場であるベスレヘム・パークまでパレードし、そこに設置された貴賓席のパラオの大統領、大臣、国会議員、外交団等の前で各国の言葉でお祝いメッセージを述べました。それぞれの国と地域が民族衣装などを着用し、国旗やバナーなどを掲げてパレードする姿は、国際色あふれ壮観でした。

パレードの様子

(日本代表団のパレード)

 日本代表団は、主に日本語補習校の生徒さん、ご父兄、先生方、それからJICAボランティアの方々が参加し、背中に「祭」のロゴが入った法被や浴衣を着て、日の丸や大漁旗を掲げながら行進しました。また、補習校では生徒さん達が日本の「炭坑節」を練習し、パレードの際に踊りを披露し、貴賓席、沿道から暖かい拍手を頂きました。




JICAブース

(日本ブース・折り紙)

 

 また、同日及び翌日はベスレヘム・パークにてベラウ・フェア(パラオ現地語で表現するとベラウ)が開催され、各国、地域の食べ物や工芸品の展示や即売会、歌や踊りのコンテストなどが開催されました。日本ブースでは、JICAボランティアの方々が来客者を相手に折り紙の講習、箸による豆早掴み競争、西瓜の種飛ばしゲームを行い、パラオの子供達を中心に大賑わいしました。その他日本・パラオ友好の橋の下では、カヌー・レース、ボート・レース、水泳大会も開催されました。やはり海洋国パラオ、沢山の見物客が訪れ、非常に盛り上がりました。

カヌーレースの様子

(カヌーレース)


 

 ご興味のある方は、来年の独立記念日にパラオを訪れてみては如何でしょうか。